補助金コラム

補助金の目的、考えたことがありますか?

補助金

補助金の目的とは?

補助金の目的とは?

補助金の目的とは、お金をもらって、事業を拡大させて・・・
などだとは思いますが、これは補助金をもらう側の立場からの目的です。
反対に、補助金を支給する立場、つまり国の立場から考えたことがあるでしょうか。
補助金は主に経済産業省系のものが多く、事業計画書を作成して申請を行い、審査があるものです。予算内で形式が整っていれば支給される、厚生労働省系の助成金とは性格を異にします。
結論から申し上げますと、国の補助金の目的は、中小企業等に対する支援であるのはもちろんですが、最終の目的は経済を活性化させることにあるといえるでしょう。
しかしミクロに目を向け各補助金にフォーカスを当てると、やはり少しずつ異なっています。
下記に各補助金の目的についてご説明します。

各補助金の目的

各補助金の目的

4大補助金ともいわれている補助金は下記のとおりです。

・事業再構築補助金
・ものづくり補助金
・IT導入補助金
・小規模事業者持続化補助金

事業者持続化補助金から順に目的を各補助金の公募要領等から引用しました。

事業再構築補助金の目的

本事業は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、当面の需要や売上の回復が期待し難い中、ウィズコロナ・ポストコロナの時代の経済社会の変化に対応するために新市場進出(新分野展開、業態転換)、事業・業種転換、事業再編、国内回帰又はこれらの取組を通じた規模の拡大等、思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援することで、日本経済の構造転換を促すことを目的とします。

ものづくり補助金の目的

中小企業・小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更(働き方改革や被用者保険の適用拡大、賃上げ、インボイス導入等)等に対応するため、中小企業・小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行い、生産性を向上させるための設備投資等を支援します。

IT導入補助金の目的

本事業は、中小企業・小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更(働き方改革、被用者保険の適用拡大、賃上げ、インボイスの導入)等に対応するため、中小企業・小規模事業者等が生産性の向上に資するITツール(ソフトウェア、サービス等)を導入するための事業費等の経費の一部を補助等することにより、中小企業・小規模事業者等の生産性向上を図ることを目的とする。

小規模事業者持続化補助金の目的

小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更等に対応するために取り組む販路開拓等の取組の経費の一部を補助することにより、地域の雇用や産業を支える小規模事業者等の生産性向上と持続的発展を図ることを目的とします。本補助金事業は、持続的な経営に向けた経営計画に基づく、販路開拓等の取組や、その取組と併せて行う業務効率化(生産性向上)の取組を支援するため、それに要する経費の一部を補助するものです。

補助金の目的を知る理由

補助金の目的を知る理由

上記は4つの補助金の公募要領から引用したものですが、非常にコンパクトにまとめると、事業再構築補助金は、日本経済の構造転換を促すこと、ものづくり補助金は、制度変更に対応するための生産性向上の支援、IT導入補助金は、ITを導入した生産性の向上の支援、小規模事業者持続化補助金は、販路開拓とそれに伴う生産性向上の支援、となるかと思います。

これまで、補助金というものの目的や各補助金目的を記載しましたが、理由は事業計画書の作成を説明するためです。
補助金は事業計画書を作成し、申請を行う。公募要領に記載されている審査項目を盛り込むように事業計画書は作成すると以前説明いたしました。
詳細は下記をご覧ください。

補助金はどのように審査されるの?

しかし、その審査項目は上記の目的から派生して生まれているということを理解しなければなりません。審査項目の一つ一つに振り回されて、補助金の目的や各補助金の目的を理解せずに事業計画書を作成していませんか。

まずは、補助金の目的を理解・把握・熟知することから始めると、的を外した事業計画書を作成することはないと考えます。

今回は、補助金の目的とその目的を知る理由についてご説明いたしました。

PRIMO CONSULTINGはこれまで蓄積してきたDXノウハウを駆使して、皆さまのビジネスモデルの構築から補助金申請支援、更には収益獲得のためのDX活用まで一括してご支援をしていく全国でも稀な企業体です!

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